ランドセルは、基本的に6年間買い替えることもなく、ずっと使用するものです。
ランドセル選びに頭を悩ませる親御さんも多いでしょう。
選択を誤ってしまい、「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまうことも少なくありません。
ランドセル選びにおいて失敗する理由は様々です。
「見た目を優先して機能性を軽視した」
「サイズや重さをよく考えなかった」
「子どもの意見を無視してしまった」
など、事例は枚挙にいとまがありません。
特に近年では、デザインやカラーバリエーションが増えて、選択肢が広がりすぎて迷ってしまう方も多いようです。
本記事では、ランドセル選びでよくある失敗事例を具体的に挙げ、どのように回避すればよいかを詳しく解説していきます。
ぜひこの記事を参考にしていただき、親子で納得のいくランドセル選びを楽しんでください。
ランドセル選びで後悔しやすいポイント
ランドセル選びで後悔してしまう理由はどんなことがあるでしょうか?
以下に、よくある理由について紹介します。
キャラクターもののランドセルを選んで後悔
ポケットモンスターやディズニー、サンリオなど、子どもが大好きなキャラクターがデザインされたランドセルは、有名メーカーとのコラボしたランドセルは人気です。
特に、小学校に入学前の小さな子どもにはとても魅力的に映ります。
ランドセルを見に行ったときに、子どもにおねだりされることもあるでしょう。
しかし、ランドセルは小学校6年間という長いスパンで使用するものです。
キャラクターデザインが入ったランドセルは、年齢が上がるにつれ、友達の目を気にする原因にもなり得ます。
低学年の頃はよくても、高学年になるとキャラクターものが「子どもっぽい」「恥ずかしい」と感じてしまうことがあります。
幼さの残る低学年時と思春期を迎える高学年では、好みが変わって当然です。
結果として、ランドセルを使うこと自体に抵抗を感じる子どもも少なくありません。
派手な色を選んで後悔
ランドセルの色も後悔してしまう原因として多いです。
流行色や目立つ色を選んでしまい、「もっと落ち着いた色にしておけばよかった」という声も少なくありません。
例えば、鮮やかなピンクやパステルカラーは、小さな女の子が好む色味ですが、高学年になると落ち着いた色合いを好む傾向が出てきます。
また、近年ではジェンダーレスの問題もあります。
赤は女の子向け、黒は男の子向けといった固定観念がある中で、子ども自身が希望する色を選びづらいという声もあります。
例えば、赤が好きな男の子が「女の子の色」として諦めたり、黒やグレーを好む女の子が「男の子っぽい」と言われてしまいます。
重さを意識せずに後悔
ランドセルの重さを気にしなかったので後悔したという声もよく聞きます。
全体的に最近のモデルは軽量化が進んでいますが、素材によって重さに差があります。
人工皮革 | 約1,000~1,200g |
牛革 | 約1,200~1,400g |
コードバン | 約1,300~1,500g |
ただ、ランドセルは「軽ければ軽いほど良い」と安易に考えるのは誤りです。
ランドセルは、実際に背負った際の感覚やフィット感が合えば軽く感じるのです。
また、小学校6年間で子どもは大きく成長します。
体格や筋力も発達するため、初めは重いと感じたランドセルでも、成長するにつれて問題なく使用できるようになるので、そこまで気にすることはないでしょう。
安いランドセルを選んで後悔
ランドセルは、価格帯も幅広く設定されています。
安いものだと数千円から購入できる格安のモデルもあります。
ただし安価な商品は、耐久性やデザイン、機能面で満足できない場合が多く、6年間使用するには不十分なケースもあります。
一方、高価なモデルは品質やデザインが優れている場合が多いでしょう。
しかし、予算を大幅に超えてしまえば家計に負担をかける場合もあります。
価格だけに注目するのではなく、バランスを重視して考える必要があります。
素材を気にせずに購入して後悔
ランドセルの素材には先ほどもお伝えしましたが「人工皮革」「牛革」「コードバン」などがあります。
人工皮革は軽量で扱いやすく、汚れや水に強い特徴があります。
しかし、耐久性や高級感の面では牛革やコードバンには劣ります。
牛革は高級感があり、とても丈夫で長期間使用しても劣化度合いが低く、むしろ風合いが良くなります。
コードバンのランドセルは、高級ランドセルに利用されています。
どちらも人工皮革に比べて重く、価格が高めです。
機能性を無視して後悔
ランドセルの機能性によっては、子どもの通学を快適にしてくれます。
背中のクッション性や肩ベルトのフィット感、防水性、収納力といった基本的な機能は、日常的に使う上で特に重視されます。
最新のランドセルには、以下のような機能が搭載されています。
- 持ち手
- 防犯ブザー用フック
- 反射板
- ワンタッチロック機能
便利な機能であることは間違いありませんが、必ずしも全てが必要という訳ではありません。
機能にこだわることで価格が上がりますが、結局要らなかったというケースもあり得ます。
逆に「この機能が欲しかった」と後悔することもあるでしょう。
本当に必要かどうかを慎重に見極めることが大切です。
ラン活のスタート時期が遅くなって後悔
「ラン活」を始めるタイミングが遅くなってしまい、「もっと早くから始めておけばよかった」と後悔する親御さんもいます。
ラン活が早いほど、希望するモデルや色を確保しやすくなります。
開始時期が遅すぎると選択肢が限られ、希望するランドセルが売り切れてしまう可能性があります。
ただしラン活のスタートがあまりにも早すぎると、子どもの好みが変わるリスクも考えられます。
ラン活は、年中さん1月ごろから始めるのが一般的です。
この時期には、ランドセルメーカーや販売店が展示会を開催し、新モデルのカタログを配布します。
展示会は実際にランドセルを手に取って確認できるため、質感や機能を確かめたり、子どもに背負わせてフィット感を確認したりする良い機会になります。
春から初夏にかけて情報収集を始め、夏頃には購入を決定するのが理想的です。
特に人気のあるデザインやカラーは早い段階で完売することが多いため、早めに動いた方が手に入る可能性が高くなります。
ランドセル選びで後悔しないために
ランドセル選びで失敗を防ぐためには、どうすればよいでしょうか?
以下に、具体的なポイントについて解説します。
子どもに理解してもらう
小学校入学から卒業までの6年間で、子どもは体型や体力が大きく変わります。
子どもの好みも成長とともに変わるため、入学時の「かわいい」や「かっこいい」という基準だけに偏らず、長期間飽きずに使えるデザインを選ぶことが大切です。
数年後を見据えたランドセルを選びたいと考えても、小学校入学前のお子様にとっては理解できないこともあるでしょう。
しかし、小学校入学前の子どもにとっては、6年間使うことや将来の変化を想像するのは難しいかもしれません。
とはいえ、ランドセルを実際に使うのは子ども自身です。
親がランドセル選びに強いこだわりを持つと、子どもがそのランドセルに愛着を持てなくなる可能性もあります。
親の考えを押し付けるのではなく、できる限り子どもの意見を尊重することが大切です。
ただし、どうしても叶えられない場合には、理由とともに伝えてあげましょう。
普遍的なデザインを選ぶ
普遍的なデザインを選ぶことも、後悔を防ぐという意味で有効です。
シンプルなデザインや、黒や茶色、赤といったベーシックなカラーは、どのシーンでも合わせやすく、飽きにくい傾向があります。
予算の幅を上げてみる
安価なランドセルを選ぶことで初期費用は抑えられますが、耐久性や機能性に不安が残ることがあります。
予算を少し上げて品質の良いランドセルを選ぶことで、6年間安心して使い続けることができ、長い目で見ると実は経済的な選択となることも多いのです。
雨の日も晴れの日も、重い荷物を入れて6年間使用することを考えると、耐久性や機能性は特に重要な選択基準となります。
可能な範囲で予算に余裕を持たせ、長く安心して使える質の良いランドセルを選ぶことをおすすめします。
まとめ
ランドセル選びは、お子さまの小学校生活を支える大切な買い物です。
デザインや価格だけで判断せず、機能性やお子さまの成長を考慮して選びましょう。
事前に展示会やカタログを活用し、お子さまと一緒に検討することで、後悔しないランドセル選びが実現します。
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