夏休みに入ると、毎日使っていたランドセルもしばらくお休みです。
しかし、荷物を入れたまま玄関やクローゼットに置いておくと、湿気や汚れ、型崩れ、においなどの原因になることがあります。
夏休み中のランドセルは、中身をすべて出して汚れや湿気を取り除き、直射日光を避けた風通しのよい場所で保管するのが基本です。
この記事では、夏休み前にしておきたいお手入れから、休み中の正しい保管方法、新学期前の点検までを分かりやすく解説します。
夏休み中のランドセル保管で大切なこと

最初に、ポイントをまとめます。
- 中身をすべて取り出す
- 汚れや水分を拭き取る
- 背当てや肩ベルトをしっかり乾かす
- 直射日光と高温多湿を避ける
- 上に物を重ねず、形を整えて置く
- ビニール袋などで密閉しない
- 新学期前に金具やベルトを点検する
特に注意したいのが湿気です。
夏は汗や雨で背当て、肩ベルト、ランドセル内部に湿気が残りやすくなります。湿った状態で長期間保管すると、においやカビの原因になる可能性があるため、保管前に十分乾かしておきましょう。
まずはランドセルの中身をすべて出す
夏休みに入ったら、最初にランドセルの中身をすべて取り出します。
教科書やノートだけでなく、次のような小物が残っていないか確認しましょう。
- プリントや連絡帳
- 鉛筆や消しゴム
- ハンカチやティッシュ
- 給食セットやマスク
- 防犯ブザー
- ランドセルの底にたまった紙くず
- サイドポケットや前ポケットの中身
特に、使いかけのティッシュや濡れたハンカチ、給食で使用したものが残っていると、においやカビにつながります。
お子さまと一緒に中身を確認すれば、不要な物を整理する習慣づくりにもなります。
夏休み前にしておきたいお手入れ
1.表面のほこりや汚れを落とす
まず、乾いた柔らかい布でランドセル表面のほこりを拭き取ります。
汚れが気になる場合は、水で少し湿らせて固く絞った布で優しく拭き、その後に乾いた布で水分を取り除きましょう。
エルゴランセルの場合も、汚れが気になる部分は少し濡らした布で拭き取るのが基本です。
強くこすったり、素材に適さない洗剤や薬剤を使ったりすると、変色や生地の傷みにつながる場合があります。洗剤や消臭剤を使用する際は、必ず製品の取扱説明やメーカーの案内を確認してください。
2.ランドセルの内側を掃除する
ランドセルを空にしたら、内側の紙くずや砂、消しゴムのかすなどを取り除きます。
開口部を下に向けて軽く払い、取りにくいごみは柔らかいブラシや掃除機の弱い吸引で除去します。内側に汚れがある場合も、固く絞った布で拭きましょう。
水筒の水や飲み物がこぼれた形跡がある場合は、においが残っていないかも確認します。
3.背当てと肩ベルトを乾燥させる
夏場は、背当てや肩ベルトに汗がしみ込みやすくなります。
乾いたタオルで水分を取り、風通しのよい日陰で十分に乾燥させましょう。雨に濡れた場合も同様に、タオルドライしてから風を当てて乾かします。
早く乾かしたい場合は、扇風機やサーキュレーターの弱い風を当てる方法があります。
ドライヤーの熱風や暖房器具、直射日光で急激に乾かすのは避けましょう。熱や強い日差しによって、生地の変形や変色、劣化を招く可能性があります。
4.金具やベルトも確認する
お手入れと一緒に、次の箇所も確認しておくと安心です。
- 肩ベルトにほつれや傷みがないか
- ベルトの左右の長さが大きくずれていないか
- 留め具やファスナーがスムーズに動くか
- 胸ベルトや腰ベルトに緩みがないか
- 反射材が剥がれたり傷んだりしていないか
- 防犯ブザーの電池が切れていないか
不具合が見つかった場合は、新学期直前まで待たず、早めにメーカーへ相談しましょう。夏休み中なら、修理や部品交換に必要な時間も確保しやすくなります。
夏休み中の正しい保管方法
風通しのよい室内で保管する
ランドセルは、直射日光が当たらず、湿気のこもりにくい室内で保管します。
おすすめは、次のような場所です。
- 風通しのよい部屋の棚
- 日が直接当たらない収納スペース
- 湿気が少なく、温度変化の小さい場所
反対に、次のような場所は避けましょう。
- 日差しが入る窓際
- 高温になりやすい車内
- 湿気がこもる押し入れの奥
- エアコンの風が直接当たり続ける場所
- 雨が入り込む可能性があるベランダや屋外
- 床下収納や物置など、温湿度が変化しやすい場所
上に物を重ねない
ランドセルの上に教科書や荷物を載せたままにすると、フラップや本体、肩ベルトに余計な力がかかり、型崩れの原因になります。
フラップやファスナーを無理のない状態で閉じ、形を整えて安定した場所に置きましょう。
肩ベルトを下敷きにしたり、フックに掛けたまま長期間保管したりすることも避けます。ベルトや取り付け部分に負担が集中しない置き方が安心です。
縦置きと横置きの詳しい違いについては、関連記事「ランドセルは縦置き?横置き?型崩れを防ぐ正しい保管方法を解説」もあわせてご覧ください。
ビニール袋で密閉しない
ほこりを防ぐために、ランドセルをビニール袋へ入れたくなるかもしれません。
しかし、内部に湿気が残った状態で密閉すると、においやカビにつながる可能性があります。ほこりが気になる場合は、完全に乾燥させてから、通気性のある布を軽くかける程度にしましょう。
購入時の箱に入れて保管する場合も、製品ごとの案内を確認し、湿気がこもらないよう注意が必要です。
夏休み中も一度は状態を確認しよう
保管したら新学期までそのままにせず、夏休みの中頃に一度状態を確認するのがおすすめです。
- 内部に湿気やにおいがないか
- カビのような変色がないか
- ベルトが不自然に折れ曲がっていないか
- 上に荷物が置かれていないか
- 保管場所が高温になっていないか
湿気が気になる場合は、天気のよい日に風通しのよい日陰へ移し、しばらく空気を通しましょう。
新学期の1週間前に確認したいこと
新学期直前は、宿題や持ち物の準備で慌ただしくなります。できれば始業式の1週間ほど前に、ランドセルの準備を済ませておきましょう。
ランドセル本体のチェック
- フラップやファスナーが問題なく開閉するか
- 肩ベルトの左右の長さがそろっているか
- 胸ベルトや腰ベルトを正しく装着できるか
- 金具や縫い目に破損がないか
- 内部に汚れやにおいが残っていないか
お子さまの体格に合わせて再調整する
成長期の子どもは、数週間でも体格や服装のフィット感が変わることがあります。
夏休み前と同じベルト位置が、休み明けにも合っているとは限りません。実際に荷物を入れて背負い、次の点を確認しましょう。
- ランドセルが背中から大きく離れていないか
- 肩ベルトが食い込んでいないか
- 左右どちらかに傾いていないか
- 歩いたときに大きく揺れないか
- 胸ベルトや腰ベルトを締めすぎていないか
お子さまにも「痛いところはない?」「きつくない?」「歩きにくくない?」と聞きながら調整してください。
防犯ブザーと反射材も忘れずに
ランドセル本体だけでなく、防犯ブザーの作動確認も重要です。
音が鳴るか、電池が切れていないか、すぐ手が届く位置に付いているかを確認します。反射材や交通安全カバーなども、破れや剥がれがないか点検しましょう。
夏休み中のランドセル保管に関するよくある質問

ランドセルの中に教科書を入れたままでも大丈夫ですか?
長期間保管する場合は、中身をすべて出すことをおすすめします。重い教科書を入れたままにすると本体へ負荷がかかるほか、忘れ物や湿気、紙くずなどにも気づきにくくなります。
ランドセルを天日干ししてもよいですか?
直射日光は、素材の変色や劣化につながる可能性があります。乾燥させる場合は、風通しのよい日陰を選びましょう。
押し入れやクローゼットに保管してもよいですか?
湿気が少なく、空気がこもらない場所であれば保管できます。ただし、奥へ詰め込んだり、上に物を重ねたり、ビニール袋で密閉したりしないよう注意してください。
除菌スプレーや消臭剤は使えますか?
使用できる製品や場所は、ランドセルの素材によって異なります。エルゴランセルでは、背中や肩のメッシュ部分への除菌・消臭剤の使用が案内されていますが、まず目立たない場所で確認し、本体生地への使用についてはメーカーの案内に従ってください。
修理が必要か分からない場合はどうすればよいですか?
破れ、金具の不具合、ベルトのほつれなどが気になる場合は、自分で補修する前にメーカーへ相談しましょう。保証対象や適切な対応方法を確認できます。
まとめ|夏休みはランドセルを整えるよい機会
夏休み中のランドセルは、中身を空にして汚れや湿気を取り除き、直射日光を避けた風通しのよい場所で保管することが大切です。
ポイントは次の6つです。
- 中身をすべて取り出す
- 汚れを優しく拭き取る
- 背当てや肩ベルトを十分に乾かす
- 高温多湿と直射日光を避ける
- 上に物を重ねず、形を整えて置く
- 新学期前にベルトや金具を点検する
1学期を一緒に過ごしたランドセルを、お子さまと一緒にお手入れするのもおすすめです。
きれいに整えたランドセルで、気持ちよく新学期を迎えましょう。
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